vtuberにはまってた記録

キズナアイ→シロ→輝夜月→げんげん→にじさんじの順でハマってたオタク(@jp_dust)

vtuberをキャラクターとしてとらえた話

「キャラクターにも時価総額とPERの概念があったら面白いですね。
アニメのキャラよりVtuberのキャラの方が明らかに高い(感覚)」


上記の文章はいちから社長の田角氏のツイートである。

 

これを見てキャラクターの鮮度の話を思いついた。

vtuberをキャラクターとしてとらえた話。

若干の2D批判の話でもある。


アニメキャラクターに限ったことではないが
キャラクターは簡単に作ることが可能である。
逆に練りに練って生み出すキャラクターもある。

この練りに練ったというところが世界観や設定、細かな意匠である。
見た目のみであるなら記号の組み合わせで簡単に組むことが可能だ。


もちろんデザイナーやイラストレーターの技量で出来は変わるが
髪の長さや色、服装、年齢は簡単な組み合わせの違いでしかない。
モデル作成でお金を食うという理由もあるので。

 

この浅い設定が顕著に見受けられるのが配信スタイルのキャラクターのvtuberである。
live配信かつ2Dの場合、やれる範囲の狭さ故さらに顕著だ。


というのも設定を軸にlive配信活動をしていった場合
うっかりキャラクターに似合わない行動をしたとき
すべて台無しになってしまうからだ。

 

編集や取り直しがきかない以上細かく設定しないほうが
安心して配信が行える。(もしくは設定を無視する)

 

この「無視する」パターンは非常に多い。配信活動に邪魔だったり
そもそも配信当初からvtuber本人が意識しなかったりする。

簡単に言えばvtuberのその設定は仮設定なのである。


キャラクターは

・性別
・年齢
・性格
・趣味

が書いてある場合がほとんどだが
それらは雑談やゲーム実況では意味がない。
使うチャンスがない。拾う意味がない。
その設定にあってないときの茶化す意味合いでのみ使われるようになる。

例 清楚→清楚じゃない→清楚(ネットスラング

 


この空に近いキャラクターに魂として個性(設定)を
つくるのがvtuberの中身の役割である。

中身の趣味を強烈にアピールしたのが月ノ美兎
この売れる要素を流行らせた原因でもある。

生活環境、趣味、性格が売れた。目を引いた。

企業とのコラボの要因になった。

 

洗濯機(配信環境)
私(わたくし)で隠さなきゃ(性格)
ヨーロッパ企画(趣味)
クリオネ、ウニへのお誘い(趣味、漫画への言及)

 

すべて昔の配信でのことだが話題となったことが多く
その爆発的な流行の最中での発言、行動が
今現在の企業コラボのもとになっている。

いちキャラクター、いちvtuberの発言がもとで仕事が発生した。

これは結構かなり凄いことだ。
考えた設定で行動が埋められてしまうキャラクターでは生まれなかった
想像できなかった結果だ。

 

一方で今更?的な気持ちも生まれる。
月ノ美兎は洗濯機で配信はおそらく一回しかしていないだろうし
現在はヨーロッパ企画のゲームはしていない。さらに私で隠す
必要のある配信にはならない。

 

それはたまたま発生した行動であり次はない。
狙ってもいいが、狙った発言行動はおそらく成功しない。
ここから先は「月ノ美兎というvtuber」キャラクターが
必要とされなければならない。つまり鮮度が落ちた。落ち着いた。

 


月ノ美兎

・高校生
・学級委員
清楚(ネットスラング
クソザコ(あらゆる面で)
映画に詳しい(一般的な人間に比べて)
ネットに詳しい(一般的な人間に比べて)
漫画に詳しい(一般的な人間に比べて)
特殊な語彙力(一般的な人間に比べて)

こういった時期や流行、その場の行動ではない月ノ美兎の要素を
必要とされる企業案件が求められる。

これら挙げたものは一例に過ぎないが
キャラクターとして考えた場合、盛沢山である。
楽観的なことを言うが困ることはないはずだ。

(一方で既存の配信者の強烈な個性を
ガワで覆ったものも非常に多い。覆うだけならまだしも
そこにキャラ演技を混ぜたものは酷い出来である)

 


誕生から半年たってキャラクターが固まってきた現在
vtuberというキャラクターとしての認知が高まっていくなかで

ふつうのキャラクターと同じ土俵で勝負をしていくようになる。
vtuberの流行りが続けばだが。


キャラクター化のデメリットはある。
デザインの変更のしにくさだ。

売れるかわからないvtuberに初期投資をあまりかけたくない。
だから2Dは安っぽいモデルがほとんどである。(失礼)

3Dモデルを用意すべきだが、今後vtuberの流行が続くかわからない。
そんなものにお金と時間をかけていいのかわからない。

月ノ美兎はニコ生や、clusterでの配信では3Dを用意されていたが
まあそんな良い出来でもなく、また今の配信状況でわざわざ3Dを使うまでもない。

しかし他の3Dvtuberたちとコラボすると見劣りする。もちろん生身の人間と
居合わせる番組でも違和感がおおきい。

それは3Dのキズナアイでも同様だが。


キャラクターを占める要素は見た目がとても大きい。

見た目、服装、髪型すべてのビジュアル込みでキャラクターである。

たとえ、正面しか向けない2Dだとしてもあれが馴染んだ月ノ美兎なのだ。

例えば追加されたにじさんじメンバー新衣装は一瞬で消費されて終わった。
面白さ、可愛さなどライバーによって違ったが酷い出来であった。
あれはサプライズとして用意するほどではなかった。(個人の感想です)

 

キャラクターのデザインの変更をするな、と言っているわけではない。

 

アニメや漫画でストーリーが進行すれば年を取って成長するキャラクターはいるし
そういった概念のないキャラクターでさえ、時代とともにデザインは細かな
変更が加えられていく。

 

考えて準備して新要素の追加をしてほしいのだ。
はっきり言えばキャラクターデザインを大事に扱ってほしいのだ。

私服を用意するならアイドルマスターのアニメのように複数種類服を用意する

くらいのことはしてほしかった。

 

初期は仕方がない。先が見えないため、費用を割くのを避けたい。
でも売れた、人気が出たキャラクターは見合ったアップデートしてほしい。

 

功績に見合った待遇をvtuberというキャラクターにも求めたい。キャラクターを
維持する努力や方針をしてほしい。長期的に見てほしい。


vtuberを一時的な流行、バズで片付けられてしまうようなキャラクター群に
させたくない。キャラクターに時価総額や株取引の考えを取り入れる思考実験は
面白いし、ベンチャー的で嫌いではない。が、キャラクターを大切に扱う様子が
見られないのが悲しいところだ。それはにじさんじ以外も同様である。終